思ったこと、考えたこと。

日々のことや、読書のことなど。

やりたいことがないって、結構しんどい。

やりたくないことはたくさんある。

 

仕事、洗濯、掃除、食器洗い、化粧、早起き、買い物、、、等々。

 

じゃあやりたいことは??

って聞かれると、はて、、、私、何がやりたいんだろう、、、??って迷子になる。

 

しばらく考えてみたけど、やりたいことはそんなにない。

強いて言うなら、旅行、読書といったところか。

これも、旅行のために仕事を頑張らないといけないなら、行かなくてもいっかというくらいの気持ち。

 

これ、私だけなのかなぁーと思っていたら、もちろんそんなこともなく、同じ悩みを抱えている人は結構いるらしい。(ちょっと安心した)

 

やりたいことがないことに加えて、私の人生、残すイベントは定年退職と葬式(自分の)だけじゃない?っていうのもある。

進学して、就職して、結婚して、(人によっては、子供を作って)、ってなると、もう人生のイベントの大半をこなしてしまっていて、これ以上なんかある?何もなくない?みたいな気になってしまうんだよね。

 

となると、えっと、なんで生きてるんだっけ?みたいな、おかしな方向に思考が行ってしまって、まずいまずい、考えるのやめよーってなる。

 

兎にも角にも、やりたいことがないのがツラい。

そして、毎日毎日やりたくないことばかりなのもツラい。

そして、人生辞めたいなーと鬱々しながら、ネット検索したときにおすすめされたのが、こちらの本だった。↓↓

 

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おすすめされるがままに、読んでみた。

 

なんというかもう、自分のことが書かれているんじゃなかろうか!?というくらいに、共感しまくってしまって、びっくりした。

いろんなことを、それなりに一生懸命やってきたつもりだったけど、結局なにも得られていない、なんならもう人生辞めたい、みたいな気分になっているところに読むとすんごく身につまされる

 

そもそも、何のために必死に頑張っているの?っていう疑問。

自分の夢があって、その実現のために頑張っているのであれば、いいんだよね。

しかし自分の夢じゃなくて、世間の常識のために頑張ってるなら、ちょっと立ち止まったほうがいいかもしれない。

いい大学に行かなきゃ、いい会社に入らなきゃ、仕事がんばらなきゃ、みたいなね。

(これ、全部わたしのことじゃ、、、)

 

大切なのは、

いい大学にいくことではなくて、何を学びたいかだし、

いい会社に入ることではなくて、どういう仕事をしたいかだし、

仕事をやみくもに頑張ることではなくて、仕事を頑張って何になりたいのか、

じゃなかろうか。

 

文字に書くと、ものすんごく当たり前のことなんだけど、こういう当たり前のことを私は真剣に考えてなかった。

 

仕事を頑張るって、当たり前のことっちゃ当たり前のことなんだけど、

私にとってはこれが結構難しい。

だって、本心から言ったら、仕事は嫌いなんだ、、、。

そもそも人付き合いが苦手なもんだから、同僚や上司、お客さん、取引相手とのやり取りといったら、苦痛のなんの、、、。

そうは言ったって、仕事しなきゃ生活できないので、仕事をするわけです。

こんなモチベーションのまま、一生懸命頑張るって、結構きつい。

でも世間では、『一生懸命』やらないとダメなやつってなる。

 

ダメなヤツになりたくないから、無いやる気を一生懸命しぼり出して、だましだましなんとか仕事をするわけですけど、仕事でこれがしたいっていうのもないし、こうなりたいっていうのもないから、ただひたすらゴールが見えない長距離走をしている感覚に近い。

ただただ、息が苦しい。

 

この本を読んだあと思ったのは、

仕事が嫌いなら嫌いなままでいいのかも、ということ。

なんでもかんでも『一生懸命』やろうとするのではなく、目の前の仕事を淡々とこなす。

これでいいのかもしれない。

自分が望む生活のために、たくさんお金を稼がないといけないなら、仕事を頑張るしかない。

そうじゃないなら、そこまで一生懸命にならなくてもいいのかもしれない。

ただの甘えかもしれないけれど、、、。

 

たぶん、私は周りの価値観や常識に振り回されすぎていた。

この鬱々とした現状を抜け出すためにも、自分の価値基準を作りたいな。

自分にとって大切なものがわからないから、やりたくないことにばかり一生懸命になっていた気がする。

もっと、自分にとって大切なもの・楽しいことに時間を使いたい。

(私の場合は、それを探すところからだけど、、、)

 

この本を読んだあと、ふっと心が軽くなったことは確かで、もっと気楽に生きたいって思ったんでした。

 

すごいベストセラーになっているけど、こういう本がベストセラーになっている日本って、大丈夫なんだろうか、、、と、夢中になって読んでおきながら、ふと思った。