8月の美術館めぐり・その2(東京都美術館・パナソニック汐留美術館)
ぐるっとパスを利用して、今回は東京都美術館とパナソニック汐留美術館に行ってきた。
8月9月は美術館巡り強化月間だなー。
8月の美術館めぐり・その1はこちら↓↓
この前行った、『ジャン・プルーヴェ展』も椅子や建築だったけど、今回の『フィン・ユール展』も椅子がメインの展示だった。
会場は溢れんばかりの椅子・イス・いす!で、椅子が好きな人にはたまらんだろうな〜。
前回のジャン・プルーヴェとは違って、フィン・ユール展のほうがデザイン性に富んでいて見ていて面白かったし、こちらのほうが好みの椅子が多かった。
個人的にモダニズムの影響を受けつつ、まだクラシックなデザインが残ってるようなのが好きだな。
無駄がないスッキリしたデザインよりも、ちょっと無駄なものがあるほうが落ち着くんだろうな。
展示のラストに、実際に座れるコーナーがあって、狂喜乱舞。
ここのコーナーが一番楽しかったかも。
ルイス・ポールセンの照明も展示されていて、シンプルだけど華やかで好みでした。
面白かったのは、デザインが好きな椅子はそんなに座り心地が良くなくて、座り心地が良いな〜と思うのはデザインが好みじゃないものが多かった。あわわ。
これとか、ちょっとかなり個性的なデザインなんだけど、めちゃくちゃ座り心地が良くて、座った瞬間寝れそうなくらい。
人をダメにする椅子ですな。
広い家だったら、こういう椅子を置きたい。
ぐるっとパスで入場できちゃったので、展示のボリュームからしても、めちゃめちゃお得だったな。東京都美術館、太っ腹でした。
このあと、お昼ご飯食べて、ちょっと休憩してから新橋へ移動。
パナソニック汐留美術館で開催中の『キース・ヴァン・ドンゲン展』へ。
こちらは、ポスターの絵がそんなに好みじゃなかったので、まぁ行ってみるか〜くらいのテンションだったんだけど、実際見てみたら、ものすーーーごく好みの絵ばかりでびっくり。
行ってよかった〜〜!!
やっぱりポスターやネットで見るのと、本物では印象が全然違いますね。
サイズ感や色味が全然違っていて、生で見たときの感動がすごかった。
女曲馬師(またはエドメ・デイヴィス嬢)という絵が好きだったな。
かなり長いこと立ち止まって見ていた気がする。
印刷物でみると、暗い絵だな〜という印象だったんだけど、実際見てみたらものすごく色っぽくて、綺麗で、色合いもすごく素敵な絵だった。
どの絵も色味がものすごくきれいなのと、なにより女の人が本当にきれいで、女の人が理想されすぎているとはいっても、こういう絵があっても良いな〜と思った。
(なんだかんだ、実際にはありえないくらい女の人が綺麗にかかれていたり、色っぽかったりする絵は好きだ)
現代アート展だと、単純にきれいだな〜と思うことがほとんど無くなっていて、社会批判だったり、内省だったり、インパクトだったり、そういうところに意識が向きがちだったので、単純にきれいだな〜と思える絵が逆に新鮮だったのかも。
何も考えないで楽しめるアートも良いな〜とあらためて思った。
どちらも大満足の展示会でした。
キース・ヴァン・ドンゲンはまた機会があったら、ぜひ見たいな。
どこかでまた展覧会をやってほしいな。