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8月の美術館めぐり・その3「シアトル→パリ田中保とその時代」展@埼玉県立近代美術館

最近は美術館も写真OKのところが増えてきて、嬉しい。

これまでは、見て終わりだったので、 あとで写真を見返して、あーだこーた考えるのも楽しい。

 

田中保(やすし)という画家を、全く知らなかったのだけど、古典風味が残りつつ印象派的な雰囲気もある画風で、好みの絵が多かった。

作者の経歴を見ると、1900年代初期に単身アメリカに渡って、アーティストになった人らしい。

 

今回、大半の絵にガラス(か、プラ)のパネルが貼られていたのが残念だった。

光の反射で、絵がよく見えなかったんだよなぁ〜うううう。

なので、写真も斜めから。

 

古典〜印象派あたりの画風なんだけど、ところどころこういう前衛的な絵もあって、いろいろ取り入れようとしていた痕跡が見えて面白い。

これはキュビズム

 

展示としては裸婦画が多かったかな。

印象的だったのは、海や湖の絵と、肖像画

肖像画は、人柄をあらわすことにこだわっていたらしく、それが本当に絵にあらわれているな〜と。

この絵も、ちょっとコケティッシュな雰囲気で、恥じらいを含んでいるようなところが、個人的に気に入って写真を撮ってきたもの。

 

風景画はこれ以外ものすごくきれいなのがたくさんあったんだけど、パネルに反射してしまって、写真が上手く撮れず・・・無念。

 

田中保の経歴を見ながら、この前行った『キース・ヴァン・ドンゲン展』のキースと同じ年代だな〜と。

だからなのか、ちょっと似た感じの画風だった印象。

どちらが好みかは人によって別れそうだけど、田中保のほうが保守的な感じ。

キースのほうが、女性の美や、色使いにこだわりが感じられて、裸婦ではない女性の絵が好きな私としては、キースに軍配が上がってしまったけれど。

 

埼玉県立近代美術館は、結構面白い展示をやっているのに、いつも空いているのが良いです。

(経営は大丈夫なのか、という問題はあるけれど・・・)

ぐるっとパスで入場できるのもありがたい。

なんだかんだ、結構行っている美術館だな。

 

 

今日の美術館のお供↓↓

 

えらい時代の差じゃ!

面白かったら感想書きたい。

最近アート本を読んでいないので、次はアート本を借りてこよ。

 

 

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