思ったこと、考えたこと。

日々のことや、読書のことなど。

読んだ本まとめ(2022年8月)哲学、建築、アート、フェミニズム

言葉を生きる: 考えるってどういうこと? (ちくまQブックス) 池田晶子

近隣トラブル対策! 建築・道路・境界の法律知識 (法学選書) デイリー法学選書編修委員会(編)

誰のための排除アート?: 不寛容と自己責任論 (岩波ブックレット 1064) 五十嵐太郎

妄想美術館 (SB新書) 原田マハ

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない クリステン・R・

うまくいっている人の考え方 完全版(ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書) ジェリー・

往復書簡 限界から始まる (幻冬舎単行本) 上田千鶴子

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ (光文社新書) 岡嶋裕史

パリの空の下で、息子とぼくの3000日  辻仁成

 

8月は合計9冊。

あんまり読めなかったかな。

8月はぐるっとパス利用で、週末を美術館巡りに費やしていたので、読書の割合がやや減りました。

 

そうはいっても、充実の内容だったな!!

特にフェミニズム系の本がすごかった。

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない

往復書簡 限界から始まる (幻冬舎単行本)

の2冊。

この2冊のインパクトがずば抜けていた。

読後感は決して良くはないのだけど、女性にとっては必読の2冊という感じだった。

読めてよかったです。

記事にも書いた↓↓

aaaooooo.hatenablog.com

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あとは、哲学系で、『言葉を生きる: 考えるってどういうこと? (ちくまQブックス)』もよかったな〜。

平易な文章なんだけど、奥深くて、こういう本を小中学生くらいのころに読みたかった。

そうすれば、もうちょっとマシな人間になっていた気がする!

aaaooooo.hatenablog.com

 

8月唯一のほっこり本が、こちら↓

辻仁成氏の本を多分初めて読んだ。

dancyuに連載しているエッセイなんかはたまに読んでいたのだけど、本として読んだのはこれが(多分)初めて。

なんだか優しい文体で、すごく良かったな〜。

なんだかクサクサした本が続いていたので、最後の〆がこの本で良かった。

父と息子の山あり 谷ありの二人暮らしエッセイで、決して明るく楽しいエッセイというわけではないのだけど、低空飛行な感じが自分のテンションと同じくらいということもあったのか、とにかくいまの私にどんぴしゃりのエッセイだった。

母(妻)の不在って、ものすごい影響なんだなって思いましたね。

父(夫)が不在になると、居ないもんに期待してもしょうがない!頑張っていくしかないんじゃ!みたいな潔い諦めがある気がするんだけど、母(妻)の不在については、いつまでも諦めきれない何かが残ってしまっている気がする。

 

そこがなんだか寂しいのだけど、それでもなんやかんや生活している二人の様子がしみじみ良かった。

良かったしか言ってないな!

 

辻氏は、かなりの料理の腕前みたいなので、料理エッセイとか、グルメエッセイとかも読んでみたいな。

 

 

この本も面白くて、あっという間に読了。

こういう対談って、お二人に相当のアート知識がないと、そもそも成り立たないと思うのだけど、あっさり成り立たせてしまっているところが、かっこいー!!!!って思います。

私も、ふらっと話題を振られたときに、当然知ってますよ〜っていう体で、さら〜っと返答できるようになりたい。

 

アート語れる人ってかっこよいよな〜という憧れが、少なからず美術館巡りをしている動機にもなっているので、ちまちま勉強していきたいですね。

まぁしかし、マニアックなトークを覗き見できた気分で、面白い本でした。

 

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これは面白そうとか言う理由ではなくて、メタバースってなに?っていうのが知りたくて読んだ本。

 

結果として、いま現在、メタバースとはこういうものだ、という明確な定義は定まっていないようですね。

ただ、この本の中で語られているメタバースが本当に実現して、ある程度仕事からも解放されて、煩わしい人間関係からも開放されるんだったら、それめちゃくちゃいいじゃん!大賛成です!って感じでしたね。

リアル社会が息苦しい人間(私)にとっては、ある意味メシア的空間になりそうな可能性を秘めていると思いました。

半分以上は私の願望ですが。

 

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