「憧憬の地 ブルターニュ展」・「RINGS〜指輪〜橋本コレクション」@国立西洋美術館
会期ギリギリになんとか滑り込み。
これまで、どの場所を描いた絵なのかっていうのをあんまり考えたことがなかったので、場所にフォーカスした展示はちょっと新鮮だった。
1800年代後半から1900年代前半くらいの絵がほとんどで、びっくりしたのは日本人画家のコーナーが設けられていたこと。
結構な枚数が飾られていて、びっくり。
なかでも斎藤豊作という画家の絵がすごく好みだった。
印象派に属する感じの画風なんだけど、どことなく日本っぽい感じもあって、面白い絵でした。
日本っぽいって書いたけけど、どこに日本っぽさを感じたのかは結局わからず。
日本人画家という先入観でそう感じただけかもしれない。
斎藤豊作以外にも複数の日本人画家の絵が飾られていたのだけど、画風が、師事している画家の影響をもろに受けている感じがあって、独自のスタイルを築くのがいかに難しいのかというのをひしひしと感じた。
その中でも藤田嗣治は独自のスタイルを築いていてやっぱりすごいな、と。
海外勢の中では、ルドンの絵が良かったな。
小さい絵が2枚ほど飾られていたんだけど、「薔薇色の岩」という絵が良かった。
薔薇色(=赤)ではなかったけど!どうみても(笑)
ポスターにもなっているゴーガンの絵も良かった。
もともとあまり好みではない画家なんだけど、生でみると、やはりすごいですね。
常設展で同時開催していた「RINGS 指輪〜橋本コレクション展」も行ってきた。
これは圧巻!!!!
コレクションのコンセプトは全くわからなかったけど、古いものだと紀元前の指輪なんかもあって、小さい展示スペースながら圧巻だった。
誰が造ったものかもわからない指輪から、今でもあるブランドの指輪まで、目白押し。
Tiffanyとか、ブルガリなんかは、今のイメージと違っていて、面白かったな。
実物の写真を撮ることもできたんだけど、照明の関係でまったくうまく取れず、説明文の写真で。
アクセサリーに詳しいわけじゃないんだけど、とりあえずブランドに持っているイメージとは違っているものばかりで、デザインの変遷ってすごい、と思ったな。
指輪として理解できるデザインのものから、こんなのつけてたら日常生活に支障出るね??みたいなものまで、いろいろあって、どういう人がつけてたのかな〜と想像するのが楽しい。
常設展のチケットで入れるので、アクセサリーに興味がある人は、ちょっと見てみてほしいな。
久々に国立西洋美術館にいったけど、なかなかおもしろかった。特に常設展のなかの特設コーナーはもうちょっと見に行くようにしよう。