思ったこと、考えたこと。

日々のことや、読書のことなど。

2月・3月に読んだ本まとめ

吉田桂二 家づくりの知恵
吉田桂二 納得の間取り 日本人の知恵袋
宮脇檀 男の生活の愉しみ
宮脇檀 住まいとほどよくつきあう
宮脇檀 都市の快適居住学
宮脇檀 建築家の眼
稲垣えみ子 寂しい生活
稲垣えみ子 魂の退社
ちきりん 自分メディアはこう作る!
ちきりん これからの働き方を考えよう

ちきりん マーケット感覚を身につけよう

山崎亮 コミュニティデザインの時代
益田ミリ 考えごとしたい旅 フィンランドシナモンロール
稲葉和也 建築の絵本 日本人のすまい
中村好文 普段着の住宅術
中村好文 建築家のすまいぶり
辻 惟雄 日本美術の歴史
祖父江孝男 暮しの美意識 

編集 建物できるまで図鑑 木造住宅
林望 イギリスはおいしい
三宅香帆 バズる文章教室

 

2月3月は、宮脇檀祭りだった。

宮脇先生の建築エッセイは、一般の方向けにかかれていることもあって、難しくなく、わかりやすい。

かつ、文章が軽快で、くすくす笑いながら読んだ。

図書館においてあるものは全部読んでしまったので、あとは本屋さんで探そう。

 

他に印象的だったのは、稲垣えみ子の『寂しい生活』。

節約のいいアイデアがないかな〜というしょうもない理由で読み始めたのに、読んでいるうちに、そんな考えは吹っ飛んでしまった。

(※稲垣えみ子は、長年勤めた会社を50歳で退社。その後、紆余曲折あって、現在は電気やガスを(ほぼ)使わない生活をしている方です。)

 

経済成長って、資本主義って、なんだろう。

これからの日本で、楽しく生きていくためには、どうしたらいいんだろう??

って、そんなことを考えさせられる内容で、夢中で一気読み。

 

一昔前なら、エアコンも冷蔵庫も無い家で生活していたのに、今となっては無いと生活できない(ような気になっている)。

便利なものがあることに慣れてしまうと、それが無いとダメな気になってくる。

それがない生活は考えられないような気になってくる。

 

『寂しい生活』のあとに読んだ『コミュニティデザインの時代』(山崎亮)にも、エアコンについて触れている一節があって、エアコンって便利だけど、エアコンを手に入れたことで失ったものもあって、その弊害がいろんなところで噴出してきているのが、まさに「今」なのかもしれないな、と思いました。

 

ものがない時代(戦後)

  ↓

ものが十分ある時代(高度経済成長のあたり)

  ↓

ものが溢れすぎてる時代(今)

  ↓

?????(未来)←ここがどいう時代になるのかな??

 

ミニマリストだったり、稲垣えみ子だったり、「少ないもので楽しく暮している人」が注目されるようになったということが、時代を象徴している気がする。

 

林望の『イギリスはおいしい』は、イギリスの食にまつわるエッセイで、お硬い本が多かった2月3月の癒やし。

イギリスの料理がなぜ不味い(と言われている)のか、わかった気がした(笑)

 

念のためフォローしておくと、イギリスのおいしいものについても書かれております。