思ったこと、考えたこと。

日々のことや、読書のことなど。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

頭の中が、“仕事をやめたい”でいっぱい。

もうここ2年くらい、気づくと「仕事やめたい」しか考えてなくて、思考停止してる。 月曜日の朝が、本当にしんどくて、 「また一週間が始まってしまった・・・」 「5日も行かないと休みにならない・・・」 みたいなことを考えながら、通勤電車にのって、重…

食事が現代アート的になっていったら、どうなるのか。「生まれたときからアルデンテ」(著者:平野紗季子)

『生まれた時からアルデンテ』著者:平野紗季子 今や、めちゃくちゃ有名なフードエッセイストの平野紗季子さんの初エッセイ本。 文庫になったのを期に今らさながら読んでみた。 平野さんのエッセイは、兎にも角にも文章が素晴らしくて、たぶん食に興味がなく…

年収1000万の人の言うことが悲しすぎて、泣けてくる。

この前、ちょっとした会話で、こんなのがあった。 「今の若い人って、休日は何やってるんだろう? テニスもやらないし、ゴルフもやらないし、暇じゃない?」 「お金がないんすよ。」 「は??」(私の心の声) 「お金がないんすよ。」って言った人は、年収10…

CIAが9.11を防げなかった理由がわかる『多様性の科学』:マシュー・サイド著

ダイバーシティという言葉があっちこっちで言われるようになって久しいけれど、多様性がどうして大切なのかというのを理解したいと思って、読んだ本。 『多様性の科学』著者:マシュー・サイド 最高の人材を採用してきたはずCIAが9.11のテロを見逃したのは、…

女性に関するデータ不足が及ぼす影響は計り知れない:『存在しない女たち』(キャロライン・クリアド=ペレス)

先日、「存在しない女たち」(著者:キャロライン・クリアド=ペレス)を読んだ。 女性に関するデータ不足のために、あらゆる分野において女性が悪影響を受けているかも知れない、ということを分析している本。 もちろんある部分においては、データが存在し…

最近読んで良かったと思った本(2022年5月)

5月に読んだ本リスト ハ・ワン あやうく一生懸命生きるところだった内藤昌 江戸の町(上)林望 「芸術力」の磨きかた原田マハ・高橋瑞木 現代アートをたのしむ関谷真一 世界で一番やさしい木造住宅三島由紀夫 女神岡本裕一朗 いま世界の哲学者が考えている…

日本にも検閲はあるのかもしれない。「現代アートを殺さないために〜ソフトな恐怖政治と表現の自由〜」(小崎哲哉)

先日、「現代アートを殺さないために」という本を読んだ。 「現代アートを殺さないために〜ソフトな恐怖政治と表現の自由〜」(著者:小崎哲哉) タイトルだけ見て、「とりあえず現代アートの本っぽい」ということで読んでみたのだけど、現代アートを取り巻…

平和への希求。「吉坂隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」@東京都現代美術館

東京都現代美術館で開催中の「吉坂隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」に行ってきた。 www.mot-art-museum.jp 吉坂正隆という建築家について、全くと言っていいくらい知識がないまま見に行ったのだけど、結果としては、遠路はるばる観に行った甲斐があった…