思ったこと、考えたこと。

日々のことや、読書のことなど。

2022-01-01から1年間の記事一覧

川内倫子「M/E」展@東京オペラシティアートギャラリーに行ってきました。

www.operacity.jp 先日、こちらのオペラシティで開催していた「川内倫子展」に行ってきました。 前に別の展覧会で川内倫子の写真を見たことがあって、すごく好きだな〜と思っていた写真家さん。 テーマの「M/E」というのは「母なる大地(Mother Earth)」とい…

読んだ本まとめ(2022年11月)と中国ドラマにハマった件。

プロ建築士が絶対しない家の建て方 印南和行 11月に読んだ本は1冊でした・・・。 というのは、タイトル通り中国アニメ・中国ドラマにドハマリしたから・・。 魔道祖師にドハマリしてからというもの、中国ドラマをむさぼり観ています。 なので、今回は中国…

家を建てる前に読んでおきたい「プロ建築士が絶対にしない家の建て方」(著者:印南和行)

プロ建築士が絶対しない家の建て方 作者:YouTube不動産 印南和行 日本実業出版社 Amazon 先日、こちらの本を読みました。 一般の方向けに書かれているので、めちゃくちゃわかりやすかったです。 そして家を建てよう(買おう)という人が、こうだったらいいな…

読んだ本まとめ(2022年10月)

建て主たちのクレーム事典 日経ホームビルダー 魔道祖師 1 (ダリア文庫e) 墨香銅臭 魔道祖師 2 (ダリア文庫e) 墨香銅臭 魔道祖師 3 (ダリア文庫e) 墨香銅臭 魔道祖師 4 (ダリア文庫e) 墨香銅臭 10月の読んだ本まとめです。 まさかの5冊! しかも4冊は魔…

今年一番の小説に決定。中国歴史ファンタジー×BL『魔道祖師』(著者:墨香銅臭)

魔道祖師 1 (ダリア文庫e) 作者:墨香銅臭 ダリア文庫e Amazon 中国で発表されて、それが翻訳されて日本でも出版されたらしい。 中国歴史ファンタジーで、BLです。 すーーーーーーっごく面白かった!!!!!!! 控えめに言っても今年一番の小説(ジャンル問…

今期ガンダムがウテナすぎて、もうダメだ。

ツイッターを回遊していたら、「今期ガンダムがウテナらしい」というコメントを見つけてしまって、当初見る気はなかったのだけど、 いや、見るでしょ!?!?!?! ってなって、見ました。 g-witch.net 結果として、まじでウテナでした。 まだ1話しか見て…

横浜元町建築旅・その2(べーリック・ホール:旧べーリック邸 設計J・H・モーガン)

横浜元町建築旅・その2です。 その1はこちら↓↓ aaaooooo.hatenablog.com 今回は、べーリック・ホール(旧べーリック邸 設計J・H・モーガン)に行ってきました。 前回のエリスマン邸に比べて、こちらのほうがの延べ面積は大きいかな。 部屋数もすごい。 庭…

イッタラ展@Bunkamura ザ・ミュージアム

イッタラ好きとしては、なんとしても行かねばならんということで、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『イッタラ展』に行ってきました。 公式HPはこちら↓↓ www.bunkamura.co.jp イッタラはもともとフィンランドのイッタラ村で、ガラス工房とし…

建築士向けの本だけど、家を建てる前に読んでおきたい。『建て主たちのクレーム事典』(編集:日経ホームビルダー)

建て主たちのクレーム事典 日経BP Amazon 先日、こちらを読みました。 タイトルからも分かる通り、建築業界で働く人向けに書かれた本です。 なんだけども、読みながら、これ建主(お客さん)サイドも読んだほうがいいな〜と。 というのは結局、プロっていっ…

横浜元町建築旅・その1(エリスマン邸 設計A・レーモンド)

つい先日、横浜観光をしてきました。 横浜といったら、中華街!元町!ってなことで、ベタベタなところも行きつつ、元町周辺は昔の洋館も立ち並んでおりまして、建築巡りもしてきました。 まずはエリスマン邸! こちらはアントニン・レーモンドの設計。 もと…

モダニズムにいたるまでの建築と、モダニズム建築についての大枠がわかる本。

画文でわかる モダニズム建築とは何か 作者:藤森 照信 彰国社 Amazon 先日、「画文でわかる モダニズム建築とは何か」を読みました。 『日経アーキテクチュアSelection 世界のリノベーション』でもイラスト付きの連載をしている宮沢洋氏と、建築史家の藤森照…

9月に読んだ本とおすすめ本(2022年9月)

RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (角川文庫) RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴 (角川文庫) 荻原規子 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書) 稲田 本当に心地いい部屋 ものが少ない…

『映画を早送りで見る人たち〜ファスト映画・ネタバレ コンテンツ消費の現在形〜』(著者:稲田豊史)

映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書) 作者:稲田 豊史 光文社 Amazon 気になるタイトルで、手に取った本。 最近、映画を早送り・秒送りで見る人が増えているらしい。 youtubeなどでも要約動画がたくさ…

『メメント・モリと写真』展@東京都写真美術館

東京都写真美術館で開催中の『メメント・モリと写真』展に行ってきました。 topmuseum.jp メメント・モリ=死を想え って、哲学的な話なのかな〜と思っていたのだけど、もともとは「明日死ぬかもしれないのだから、今を楽しめ」というちょっと享楽的なメッセ…

読んだ本まとめ(2022年8月)哲学、建築、アート、フェミニズム

言葉を生きる: 考えるってどういうこと? (ちくまQブックス) 池田晶子 近隣トラブル対策! 建築・道路・境界の法律知識 (法学選書) デイリー法学選書編修委員会(編) 誰のための排除アート?: 不寛容と自己責任論 (岩波ブックレット 1064) 五十嵐太郎 妄想美術…

美術館めぐりからの飯田橋〜神楽坂近辺でランチとデザート

誕生日くらいはちょっと贅沢したい!ということで、『ガブリエル・シャネル展』のあと、飯田橋に移動して、ランチ。 せっかく平日有給をとったので、お得ランチにしたいな〜ということで、数日前から行こうと決めていたル・ブルターニュへ。 tabelog.com 土…

最近面白かった本と、蜷川実花展@東京都庭園美術館

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ (光文社新書) 作者:岡嶋 裕史 光文社 Amazon 『メタバースとは何か〜「ネット上のも一つの世界」〜』岡嶋裕史 ここ最近、美術館巡りのお供に持ち歩いていた本。 あっちこっちでメタバースという単語を聴…

8月の美術館めぐり・その4「ガブリエル・シャネル」展@三菱一号館美術館

三菱一号館美術館で開催中の『ガブリエル・シャネル』展に行ってきた。 ぐるっとパスの対象外なので、こちらは別途チケットが必要。 大人は2300円。 mimt.jp 展示は、洋服がメインで、次にアクセサリーが多かった。 バッグや靴は数点展示されているだけ…

女性としての矜持を持ちたい、と思わされた。『往復書簡 限界から始まる』(著者:上野千鶴子・鈴木涼美)

往復書簡 限界から始まる (幻冬舎単行本) 作者:上野千鶴子,鈴木涼美 幻冬舎 Amazon 読み終えたあと、しばし放心状態だった。 日本のフェミニズムを牽引している社会学者の上野千鶴子氏と、元AV女優で現在はライターをしている鈴木涼美氏の往復書簡集。 上野…

8月の美術館めぐり・その3「シアトル→パリ田中保とその時代」展@埼玉県立近代美術館

最近は美術館も写真OKのところが増えてきて、嬉しい。 これまでは、見て終わりだったので、 あとで写真を見返して、あーだこーた考えるのも楽しい。 田中保(やすし)という画家を、全く知らなかったのだけど、古典風味が残りつつ印象派的な雰囲気もある画風…

セックスと資本主義に関係があるとは知らなんだ。:あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない(著者:クリステン・R・ゴドシー)

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない 作者:クリステン・R・ゴドシー 河出書房新社 Amazon タイトルのインパクトがすごすぎる。 しかし、ポップなタイトルと表紙とは裏腹に真面目な内容だった。 私の中では『社会主義は失敗だった』…

美術館巡りのお供本と、最近面白かった本。

美術館めぐりをしていると、移動時間がかなりあるので、本などの暇つぶしグッズは必須。 最近持ち歩いていた本がこちら↓↓ 妄想美術館 (SB新書) 作者:原田 マハ,ヤマザキ マリ SBクリエイティブ Amazon めっちゃ面白くて、あっというまに読み終えてしまった。…

8月の美術館めぐり・その2(東京都美術館・パナソニック汐留美術館)

ぐるっとパスを利用して、今回は東京都美術館とパナソニック汐留美術館に行ってきた。 8月9月は美術館巡り強化月間だなー。 8月の美術館めぐり・その1はこちら↓↓ aaaooooo.hatenablog.com この前行った、『ジャン・プルーヴェ展』も椅子や建築だったけど…

8月の美術館めぐり・その1(東京都現代美術館・ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション)

今年も早速ぐるっとパスを買って、美術館巡り。 www.rekibun.or.jp 都内の美術館がお得に入館できるので、美術館好きの必携。 有効期限が使い始めた日から2ヶ月間と短いので、8月9月は美術館めぐり強化月間になりそうだ。 今回行ったのは東京都現代美術館で…

街から人を追い出すアートって、悲しすぎる。

誰のための排除アート?: 不寛容と自己責任論 (岩波ブックレット 1064) 作者:五十嵐 太郎 岩波書店 Amazon このまえ読んだ『様式とかたちから建築を考える』が面白かったので、五十嵐太郎先生つながりで読んでみた。 気軽に読みはじめたのだけど、本当に頭の…

哲学って楽しいんだなぁ、と思えた本。

めちゃくちゃ良い本だった。 めちゃくちゃ良い本だった。 言葉を生きる: 考えるってどういうこと? (ちくまQブックス) 作者:池田 晶子 筑摩書房 Amazon たぶん、いまの私が求めていることが、たくさん詰まっていたからなんだろうな。 筑摩書房から出ている1…

最近読んで良かったと思った本(2022年7月)

理由がわかればもっと美味しく作れる! スパイスカレーの教科書 水野仁輔監修 東京カリ〜番長著 366日の東京アートめぐり (366日の教養シリーズ) 安原もゆる 図解でよく分かる建築構造入門 江尻憲泰 西洋の名建築がわかる七つの鑑賞術 中島智章 澁澤龍彦 日本…

お買い物が上手い人と下手な人(私)について

最近、お買い物好きな人たちのブログにハマっていて、あれこれ検索しては読み漁っている。 その中でも、買ったものを本当に気に入って使っている方の、買ったもの愛を語っているブログが面白い。 (単純にその方の文章が面白いということもあるけど。) どこ…

最近読んだ本まとめ。資本主義の闇とか。建築とか。その2

最近読んだ本で、面白かったものなどをまとめてます。 その1はこちら↓↓ aaaooooo.hatenablog.com 今回はその2! 様式とかたちから建築を考える 作者:五十嵐 太郎,菅野 裕子 平凡社 Amazon 最近面白かった本の2冊めはこちら。 横浜とか、日本橋界隈の西洋…

最近読んだ本まとめ。資本主義の闇とか。建築とか。その1

私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか: カーニズムとは何か 作者:メラニー・ジョイ 青土社 Amazon 衝撃の一言だった。 今まで、何も考えずに「お肉好き〜!」って思ってたし、公言してた。 お肉って、元をたどれば当然、牛だったり豚だったり…