マナーとは相手への配慮。配慮ができないと仕事も評価されない。
鬱々とした気分を晴らすために、身だしなみ・外見を整えようと思って、化粧品などを買ってみた、という話をこちらの記事で書いた。
その流れで、自分の所作についても見直してみようと思って、マナー本などを読んでみることにした。
私、婚活して結婚したくちなんですが、婚活してたときはすごく色々と頑張っていて、お化粧やら、会話やら、レストランでのマナーやら、すごく気を使ってお見合い三昧の日々を過ごしていた。
なんだけど、結婚した後、仕事で色々あって精神的におかしくなり始めてから、すっかりそういったところから遠のいていて、せっかく覚えたマナーやらメイクやらの知識がすっかり抜け落ちてしまった。
でも、婚活でメイクをして、きれいな洋服を着て、自分磨きを頑張っていた時って、大変だったけど、結構楽しかったところもあって、というのは、見た目を小綺麗にしておくと、周りの反応が変わるんですよね。
些細なことだと、横断歩道のないところで、道路を渡ろうとしてると、車が止まってくれる回数が格段に増えたりした。(ほんと、些細なことだけど)
まぁ、そんなこともあったなーと思って、外見を変えようと一念発起して、今回はメイクと同時進行で、自分の所作の見直しを始めてみようと。
まず手始めに読んだのはこちら。
ちょっと前に本屋で平積みになってるな〜と思って見ていた本。
“教養としての”、というところがミソで、単なるマナールール本ではなかった。
最近、仕事をしていて思うのが、仕事ができる人と、できない人の違いって結構曖昧なものなんじゃないか、ということ。
一回やったことは絶対に忘れないとか、一回読んだだけですべて頭に入るみたいな、そういう天才型の人がいるような職場ではないので、多少の差はあれど、根本的な能力にそこまでの差はないと思ってるんですよね。
なんだけど、そのなかでもこの人は仕事ができる(と思われている)、この人は駄目(と思われている)、っていうのが明らかにあって、その差はなんなのかな〜と考えたときに、周りの人が求めていることができるかどうか、なんじゃないかな、と。
周りの人が求めているってことが重要で、どんなに優秀でも周りの人が求めていないことをやってると、その人は駄目な人ということになる。
そんなに能力は高くなくても、周りの人が求めていることをコツコツやっていると、周りの人が気持ちよく仕事ができて、その人はだんだんと仕事ができる人として認められていく。
しかし、この“周りの人が求めていること”っていうのが結構くせ者で、これが分からない人はずっとわからないし、分かる人はすぐに分かる。
だから、会話をしていても、こちらが求めていることをポンポン言ってくれるから、気持ちがいいし、気持ちがいいな〜と思うと、この人とずっと仕事がしたいな〜と思う。だから、だんだん評価も高くなる。
この本で、結局の所、マナーとは相手を不快にさせないためのもの、そして相手に対する配慮なんだ、と教えてもらいました。
そりゃそうで、食事が一人でするものだったら、マナーはいらないものね。
ビジネスエリートがマナーを当然のものとして身につけているのは、相手に合わせられるようにするためなんだと、悟りました。
相手がマナーを気にする人だったときに、マナー違反をしてしまったら、相手は当然不快になりますよね。
相手が求めていること(=マナーを守って食事をすること)ができないのに、仕事ができる人として認めてもらえるわけがない。
だからこそ、ビジネスエリートが当たり前のこととして身につけているんだと思った次第。
単なるマナー本として以上に、学びがあった本だった。
まずは、箸で取る量を少なくして、美しく口に入れられるようにするところから始めている。