思ったこと、考えたこと。

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時々こういう心洗われる本を読みたくなる「たまさんの食べられる庭」著者:中川たま

図書館の新刊リストを見ていたら、中川たまさんの新刊が見つかったので早速借りてみた。

料理家なので、いろんなレシピ本も出しているのだけど、こちとらそんなに料理には興味がないもんで、前に読んだ本もレシピ本ではなく、器についての本だった。

この本の語り口がすごく良くて、読むと落ち着いた気分になれるエッセイだったのはよく覚えている。

 

中川たまさんが、自分の好きなお皿や、お皿の使い方、何処で買い集めてきたのかなどについて書かれているのだけど、周りの人気に流されずに、ひたすらひたすら自分の好きな白いお皿を買い集めている様子にあっぱれというか、感服したのであった。

自分はこういうのが好きっていうのがわかっていて、それがブレないっていうのが、あきっぽい私にはなかなか難しく、すごいなと思ってしまう。

 

今回読んだ本でも、料理が盛られているのは素敵なお皿ばかりで、見ているだけでも和んだな。

ちょっと変わった食材と、変わった料理のオンパレードで、実際に作るのは難しいな〜という感じなんだけど、こんな生活ができたらいいな〜みたいなのが詰まってる。

まあ実際、こんなに大きな庭をもってたら、草取りとか、手入れなんかでめちゃくちゃ忙しいと思うんだが、こういう本になって「素敵」な部分だけを抜き出されてしまうと、めちゃくちゃいいな!簡単にできそう!みたいな夢を見させてくれますね。

いや、もう絶対に大変だと思うんだけど。

そもそも虫が駄目なので、私がやろうと思ったら、毎日虫との戦いになりそうなんだが(笑)

 

この本でちょっと気になったのが、どくだみの効用。

抗酸化作用やら、デトックス効果やら、結構いろんな効果があって、めちゃくちゃ体にいいんですね!という感じだった。

匂いが苦手で、毛嫌いしていたけど、ちょっとそこら辺にあるどくだみを摘んでみようかしら・・・と思ってしまった(笑)

どくだみの花を積んで、焼酎に1週間くらいつけると、ハーブティンクチャーになるんだそうですよ。ティンクチャーってなんですか?と思って、調べてみたら、ハーブの有効成分をアルコールで抽出したもので、香りを楽しんだり、除菌スプレー、うがい薬として利用できるらしい。

どくだみの花のティンクチャーは、虫さされのときに塗ったりすると良いらしい。

 

今まさに旬なのか、あっちこっちで蔓延っているので、ちょっと試してみようかな、と思ってしまった。どくだみを摘んでるあやしい女がいたら、私かもしれない。

 

あとは笹の葉や、レモングラス、松の葉なども、ハーブティーとして利用しているらしく、あ〜いいな〜私も優雅にハーブとか摘んで、ハーブティーとか飲んでみたい〜と、まぁあれです。

都会の喧騒に揉まれていると、田舎に憧れるというか、自然に触れたくなるというか、そういう気分になる時があるんだけど、そういうのを疑似体験させてくれる本って、貴重。

ちょっとくさくさした気分のときに、また読み返したい。

楽しく読了!