どう話すかはめちゃくちゃ重要。「声まで良くなる話し方の教科書」著者:魚住りえ
今の部署に異動してから、情報の中身がどうかというよりも、「どう伝えるか」というのがめちゃくちゃ重要ということに気づいた。
というのは、伝え方が駄目だと、そもそも話を聞いてくれない上に、中身も駄目だと判断されたりする。
前の部署の人たちが、いかに私の話を辛抱強く聞いてくれていたのか、というのを異動してから実感した。
ただ、どうやって伝え方を鍛えるのか、というところが問題で、ひとまずベストセラー本のたった1日で声まで良くなる話し方の教科書を読んでみた。
この本のすごいところは、伝える内容にフォーカスしているのではなく、声の出し方や音程、表情にフォーカスしているところ。
練習は必要だけど、ちょっと意識すればすぐに実践できるところもあって、即効性を求めている人にとっては良さそうだ。
以下、自分用メモ。
・朗読は良い訓練になる
・大勢の前では高い声のほうが注目を集めやすい
・電話では低めの声のほうが相手が疲れない
・口角を上げて話す
・えー、あのー、は言わない
・断るときは、きっぱり明るく。(すまなそうにしない)
・腹式呼吸で
朗読は、とっさのときにボキャブラリー豊かに言葉を出せるようにするために効果的らしい。
なぜ効果があるのかは、著者もわからないということだったんだが、明らかに効果があるんだとか。
でも、これはちょっと私も納得するところがあって、最近中国語の勉強で、シャドーイングをするようになったんだが、「シャドーイングできない=言えない・話せない」ということをひしひしと感じている。
多分これと同じなんじゃなかろうか。
黙読って、受動的な行為だけど、声に出すと、自分で考えた文章ではなくても、若干能動的な行為になるんじゃないかな。
だから、話すという完全に能動的な行為の足がかりになるのかも、と、この本を読みながら思った。
中国語だけじゃなく、日本語の朗読もしてみようかな、と思った次第。